階段で筋トレ!それってホントに正解?

こんにちは!

ひざ関節症クリニックです!

 

階段は毎日使うから、

筋トレにもなって一石二鳥!

そう思ってたくさん上り下りしてはいませんか?

 

その考え、実は危険です!

 

ということで今回は変形性膝関節症と診断を受けている方、

またそうでなくとも膝に違和感や痛みがある方にとって、

階段の上り下りを筋トレとして繰り返すことは妥当かどうかを、

膝の構造を説明したうえで話していこうと思います。

 

結論からいいますと、

筋トレになる要素もありますが、

おすすめはしていません。

 

膝は誰しも消耗していきます。

生きるということは膝を使うことと同義といっても過言ではありません。

膝の中にある軟骨や半月板は、

年齢を重ねるとともに質が低下し、

どんどんすり減ってO脚やX脚になっていきます。

 

やがて荷重に耐えれなくなり炎症が起きると、

痛みがでて水もたまります。

 

体重が重たかったり、

筋肉量が少なかったり、

筋肉のバランスが悪かったりすると、

よりすり減りやすくなります。

 

階段は

上りで体重の4倍程度

下りで体重の5倍程度

の負担が膝にかかるといわれていますので、

結果的に膝の消耗を助長してしまいます。

 

ただ筋肉に負荷をかけないと筋トレにはならないということもまた事実です。

このジレンマをどうしたらいいのか。

 

簡単なことです。

体重をかけずに鍛えればいいのです。

 

当院では膝にとって重要な筋肉を、

安全かつ効果的に鍛える方法をお伝えしております。

過去の記事で紹介もしているのでぜひご覧ください。