MRIってどんな検査?

皆さまこんにちは!

仙台ひざ関節症クリニック 看護師の中川です?

9月に入り少しずつ涼しくなって、過ごしやすい日が続いていますね。

今回は画像診断方法についてご紹介いたします。

保険診療の整形外科では、まず『レントゲン(X線)検査』をする場合が多いのではないでしょうか。

✨レントゲン(X線)検査とは?

膝関節が対象の場合、「骨の形状」を診るための機器です。骨折や骨の変形を確認することが可能です。

変形性膝関節症にはレントゲン(X線)検査を用いて、進行度を4段階に分類する診断基準があります。

レントゲンだけで診断可能なことは多々ありますが、その情報だけでは詳しく見極められない場合もあるんです…?

変形性膝関節症の場合、他の疾患との鑑別も必要です。「骨の形状」だけ診れば良いわけではありません。

そのため、『MRI検査』が必要になってくるケースもあり得るのです?

当院ではより精度の高い情報を得るために、『MRI検査』で診断をしています!

✨MRI検査とは?

膝関節が対象の場合、骨や軟骨、半月板、靭帯などの様々な「組織の性状」を確認する検査機器です。

具体的には…

□ 骨の水分やプロテオグリカンの量

□ 骨壊死や骨嚢胞がないか

□ 軟骨が薄くなったり、欠損していないか

□ 半月板の位置や変性具合

□ 靭帯の損傷や断裂がないか

などを確認することが可能です。

検査時間は30分~1時間で、放射線被ばくはありません?

ただし、MRIに対応していないペースメーカーが入っている人や、閉所恐怖症の人はお受けいただくことができません?‍♀️

レントゲン検査とMRI検査では、検査の方法や確認するターゲットも異なるためどちらの方が良いということはありません。

ですが、膝の痛みにお悩みでご自身の膝の状態をより詳しく知りたい方は、一度MRI検査を試してみてはいかがでしょうか?

MRI検査での診断、再生医療の治療提案についてご興味があれば、お気軽にご連絡お待ちしております?